ストレスに対する抵抗力をビタミンCが高める
人間はストレスを感じると、これに対抗する為に、抗ストレスホルモンを作りますが、その際にはビタミンCが必要となります。
イライラしやすい方やストレスを感じやすい方は、不足気味かもしれません。
ビタミンCは、様々なことが原因で、とても失いやすい栄養素です。
その一例を下記に示しますので、該当される方は、ビタミンCの上手な摂り方を参考にして、しっかりと補給する様に心がけて下さい。
タバコを吸う方
タバコを吸うと、肌が老化すると聞いたことはありませんか?
たった一本のタバコで25mg~100mgのビタミンCが失われます。
不足した場合には、肌の老化を進めてしまうこととなりますので、喫煙される方は、ビタミンCをこまめに補給することを心がけましょう。
お酒を飲む方
アルコールを分解する際には、肝臓でアセトアルデヒドから酢酸、最後は尿となって排出されます。ここでビタミンCは、肝臓内での分解時に大量に消費されるこことなります。不足した場合には、アセトアルデヒドの分解が遅れ、二日酔いの原因となるなど、飲酒される方には特にお勧めです。
精神的ストレスが溜まりやすい環境にある人
殆どの現代人は、精神的ストレスが溜まりやすい状況下にあります。
ストレスを受けると、副腎から抗ストレスホルモンを分泌して、ストレスを退治していますが、この抗ストレスホルモンの作るときにビタミンCが大量に必要です。
45グラム以上で抗がん作用を狙ってビタミンCを用いる場合
ヒトの膵臓ガン(Mia PaCa-2)、悪性黒色種( SK-MEL-28)、大腸ガン(SW-620)、骨肉腫(U-2-OS)の培養細胞はビタミンC濃度が400 mg/dLに達すると死んでしまいます。
ビタミンCが高濃度になるとガン細胞の周囲で鉄などの微量な金属とフェントン反応を起こして過酸化水素を生成します。正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。
一方、ガン細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏してために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。すなわち、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗ガン剤として働くのです。
ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)、P53遺伝子を安定化、P53遺伝子の障害を抑制し、化学療法あるいは高濃度IVCによるpro-oxidant効果によって引き起こされる突然変異を予防します。
ビタミンCはガンの化学療法剤でありながら免疫力を高めるという、これまでにない理想の化学療法剤なのです。