キレーション療法と酸化療法
環境汚染や産業の発達によって、私たちが口にする食品や魚介類、大気中や土壌などに鉛や水銀などの有害重金属が混在している可能性があり、実際に検査してみるとほとんどの方で水銀や鉛、カドミウムなどの蓄積が認められます。
中毒症状を示さない程度の量でも、慢性的に蓄積されていくと様々な組織障害やエイジングの加速が起こることが分かってきました。
動脈硬化やアルツハイマー病、パーキンソン病、自閉症、白内障、皮膚炎、疲労、骨粗しょう症、子宮内膜症など、様々な疾患との関連も報告されています。
これらの重金属を排泄させる治療をキレーションといいます。

また、水銀は胎盤を通して母親から赤ちゃんに移行することが分かっており、子供の自閉症や発達障害との関連があると言われています。
鉛濃度やカドミウム濃度が高いと、男女ともに不妊治療の成功率にも影響を及ぼすと言われ、最近は結婚前や妊娠前にキレーションを受けるカップルも増えています。
昨年アメリカでTACT studyという10年間かけた大規模研究論文が発表され、心筋梗塞の再発予防にキレーション療法が有効であることが示唆されました。
特に糖尿病を持っている方に有効性が高いという結果でした。
心筋梗塞や脳梗塞は、血管が閉塞して血液が供給されなくなり、その領域の細胞が壊死してしまう病気で、時に生命に関わる重篤な疾患です。
しっかり予防して血管を健康に保つようにしましょう。
動脈硬化の発症には酸化ストレスが深く関わっています
血液中の脂質やコレステロールが酸化されると、過酸化脂質や酸化LDLが生じ、血管壁を傷害して動脈硬化の原因となります。

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